2016年3月27日日曜日

動機付け

部下のやる気や仕事への満足感につながる要因として
「動機づけ要因」があります。
しかし、現場でよく聞く言葉に「上司に〇〇言われてモチベーションが
下がって、やる気が起こらない」
「〇〇上司は部下への動機づけが下手だよね」と
あたかもモチベーションを上げるのは上司の責任とばかりに
話している場面に遭遇します。
確かに上司や他者からの動機づけは、やる気を高めるためには
不可欠ではありますが、動機づけは他者から与えられるものばかりでなく
「内発的な動機づけ=自分で自分を動機づけられる」ことも必要です。
他者からの動機づけばかりを期待し、やる気が起こらない理由を他者のせいにする
スタッフへの動機づけは長続きしません。
上司が部下への効果的な動機づけをするためには、
個々のスタッフの特性(長所・短所)を把握し、スタッフ自身が
自分を動機づけできる力を持てるよう支援すること。
管理者は、「動機づけの内容」ばかりにとらわれず
「動機づけの過程」を重視することが大切です。